映画『くちづけ』を観ました
先日、ある方にお勧めしていただきこちらの映画を観ました。
障がいをもつ子がいる親御さんの中には重度の知的障がいの娘をもつ、
竹中直人さん扮するお父さんに感情移入してしまう方も多いだろうな、
と感じました。
「自分がずっとこの子どもを守って見ていかなくては」
「自分が先に死ぬときは子どもも道連れに。
周りには迷惑をかけられない」
障がいがある子どもに手をかけてしまった親御さんのニュースを、
時折新聞やテレビで目にする度、
どんな思いで毎日を過ごされていたのだろう、と胸が痛みます。
その気持ちもわかってしまうから。
でも、家族だけで抱え込まないで、
なんとか周りに相談してくださったら、
結末は変わっていたのではないかな、と思っています。
「私ね、障がいのある子どもとずっと二人なんです」
誰の支援も受けずに親御さんが負担を抱え込んで
閉じこもって暮らしておられるご家族が
ここ奈良にも実際にいらっしゃいます。
そういう親御さんが一歩踏み出すきっかけの1つに、
色んな相談窓口はたくさんありますが、
自分もその窓口の1つになれたら。
そう思い作ったのが「あかるいみらい準備室」です。
映画を勧めてくださった方に
「観ると、ますます「あかるいみらいを準備しなくちゃ!」と決意しちゃいます」
というありがたいお言葉をいただきましたが、
この映画は本当に考えさせられる映画ですね。
障がいのある方が身近にいる・いない関係なく
皆さんにも観ていただきたいです。
私たちの社会でこんな悲しい事件
(この映画、実話がモチーフになってるらしいですね)
をもう二度と起こさないためにも。