あかるいみらい準備室とは
あかるいみらい準備室について
「あかるいみらい準備室」は、障がい者・引きこもり等の当事者の「親亡きあと(親亡き後)問題」や親御さまの「老い支度(老いじたく)」等、「どこに相談したらいいの?」というお悩みを、気軽にご相談いただける相談窓口です。
障がいを持つお子さんや、引きこもりのお子さんがいる親にとって一番気がかりなのが、「もしも、自分に万一のことがあったら(子どもはどうなるのだろう)?」という「親亡きあと(親亡き後)問題」です。
障がいを持つ子等の親の老い支度(老いじたく)や、自分の亡くなったあとの対策、いわゆる「親亡きあと(親亡き後)」について特化した相談窓口というものは、これまで奈良にはありませんでした。
「親亡きあと(親亡き後)問題」と一口にいっても、その内容は、親の認知症対策や残された子の生活のための準備(成年後見制度や遺言・家族信託)、子や親の居場所について(入所施設・グループホームや老人ホーム、生活において必要なさまざまな支援)、子の働き方について(生活介護や就労移行・継続支援事業所等の利用・一般就労)など、多岐にわたります。
そういったご相談を気軽にしていただけ、場合によって必要な場所(各分野の専門家、相談機関や事業所等)へおつなぎして、不安を解決する道を寄り添って考え、お子さんも親御さんも家族皆が笑顔になれるように準備する窓口、それが「あかるいみらい準備室」です。
あかるいみらい準備室の役割
「あかるいみらい準備室」は、障がい者・引きこもり 等の当事者の親亡きあと(親亡き後)問題や、親御さまの老い支度(老いじたく)等、「どこに相談したらいいの?」というお悩みを気軽に相談していただける相談窓口です。
相談者様のお悩みの内容によっては、すべてを当窓口だけで解決できないこともあるかもしれません。ですが、その場合でも、様々な分野の専門家や関係機関(人)におつなぎすることで、未来への不安な気持ちや抱えておられるお悩みを、ともに寄り添って解決していきます。
ロゴマークについて
当窓口のロゴマークは「たんぽぽ」と「糸」をモチーフにしています。
たんぽぽの花言葉は「幸せ」と「別れ」です。
命には限りがあり、親と子はいつか離れる(別れる)時がやってきます。その時に「子どもに未来を笑顔で、幸せに生きて欲しい」という親御さまの想いを叶えたい、そして、親御さまご自身も、当窓口に相談することで、抱えておられる不安を解決して、これからの毎日を笑顔で安心して暮らしてほしいという想いからたんぽぽを選びました。
虹を形作っているさまざまな色の糸は「人」を、2つ重なった虹の縦と横の交わりは「人の交わり」を表しています。
人は皆一人ではなく、互いにつながり、交わることで助け合って支え合って生きていけます。
相談者様のお悩みの内容によっては、当窓口だけですべて解決できないこともあるかもしれません。ですが、その場合でも、様々な分野の専門家や関係機関(人)におつなぎすることで、未来への不安な気持ちや抱えておられるお悩みを、ともに解決していきたいと考えています。
当窓口が、「人と人(相談者様・ご家族と様々な専門家や関係機関)」とをつなぎ、「現在(いま)と未来」をつなぐ橋渡し役となることで、皆が笑顔になれるあかるいみらいを実現できるように、という想いを込めたロゴマークです。
ごあいさつ
はじめまして。「あかるいみらい準備室」代表の山口まゆみと申します。
私は行政書士になる前、事務スタッフとして司法書士事務所に勤務していました。 その時に、重度の知的障害をお持ちのお子さんを残して、お母様が亡くなられたご家庭の親戚の方から、お子さんの成年後見制度の利用のご相談が事務所にありました。 おうちの中には、お母様が生前働きながらお子さんの将来を心配して準備されていた、たくさんのお子さん名義の財産(預貯金や保険証券)が残されていました。
もし、お母様が生前成年後見制度を知ってくださっていたら、エンディングノートを残してくれていたら、後見人や周りの方が、お母様のご希望をもっとお聞きできたのかもしれない、という思いから、行政書士となった後、機会があるごとに「親亡きあと(親亡き後)」(成年後見制度)のお話や「老い支度(老いじたく)」(エンディングノート等)の大切さをお話させていただいていました。
これまで地元の方のご相談をたくさんお聞きする中で、「どこに相談すればいいのだろう」「わざわざ専門家の事務所へいくのは敷居が高いし」という理由で、不安を抱えながらもどこにもご相談できていない、障がいのある方やそのご家族(親御さま)が、実はたくさんいらっしゃることを知りました。
私がこれまでご相談をお聞きできた方はほんの氷山の一角で、実際はもっとたくさんの方が、相談もできないまま問題を先送りにして、不安な毎日を過ごされているのかもしれない、と考えたときに、そういうことを気軽に相談していただける窓口を作りたいと考えるようになりました。それが「あかるいみらい準備室」です。
この窓口が、皆さんのお役に立て、人と人、現在(いま)と未来をつなぐ架け橋になれるよう、相談者様に寄り添い、誠心誠意活動していきます。
代表 山口まゆみ
(行政書士・終活カウンセラー・ファイナンシャルプランナー(AFP))
プロフィール
奈良県生まれ奈良県育ち。
大学卒業後県外就職をしたが、奈良で転職して結婚出産を考えたときに、女性が働く場所が少ないことに愕然とし、家事育児をしながら働きたいと、在職中に一念発起し行政書士資格を取得する。
ある勉強会で障がいがある方の就労先が少なく、工賃・労賃が低い現状を知り、奈良を活性化して女性や障がいをお持ちの方が働ける場所や仕事を作りたいと、実務経験を積んだ後、2013(平成25)年に行政書士登録。奈良の創業・起業支援を行うほか、自身の経験から「親亡きあと(親亡き後)」の準備の大切さを伝えたいと、成年後見制度やエンディングノートに関するセミナーを奈良県各地で行っている。
2017(平成29)年2月、障がいがある子がいる親(家族)のための「親亡きあと」「老い支度」の相談窓口『あかるいみらい準備室』開設。2020(令和2)年からは奈良県ひきこもり相談窓口の専門相談員を務める。
プライベートでは空き家問題や、「奈良県障がい者職場実習ジョブサポーター」として障がい者就労支援に携わる等、多方面で活動中。
保有資格 |
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所属団体 |
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