満員御礼・『貧困問題を「学ぶ・伝える」レクチャーセミナーin 奈良』開催レポート


投稿が遅れてしまいましたが、
先日開催した学習会の開催レポートです。

2月17日(日)に『貧困問題を「学ぶ・伝える」レクチャーセミナー』
を認定特定非営利活動法人 自立生活サポートセンター・もやい様主催、
あかるいみらい準備室共催で開催いたしました。

開催前は「テレビなどで取り上げられることが増えてきたものの、
貧困についてどれくらいの方が興味をもってくださるだろう」
「参加者が集まるだろうか」と心配していましたが、
告知にご協力いただいた沢山の皆様のおかげで、
予約の方・当日飛び込みの方等定員を上回る方にご参加いただきました。

こちらの予想をこえる満員状態のため、お席や資料が足りず、
急遽追加でテーブル設営、資料追加印刷等準備がバタバタしてしまい
申し訳ありません。資料が一部不足していた方には
レジュメをお渡ししておりますので、ご遠慮なくご連絡くださいませ。

セミナーではまず、主催のもやい大西連代表から、
「貧困」と「貧乏」の違いや、
日本で起こっている相対的貧困やワーキングプアについて、
生存権や生活保護について、
もやい様で実際に普段されている活動内容や
サポートについてのお話しをしていただき、
その後、開催地域の共催団体として当窓口から
窓口の活動紹介をさせていただきました。

また、今回特別ゲストとして、
卒業後も障がいのある生徒さん達の支援を続けられている
奈良県立二階堂養護学校進路指導担当の吉野直治先生に、
障がいのある子ども達の進路状況や
卒業後も豊かな生活を実現するために
必要な視点のお話をしていただきました。

セミナー後半は「声があげられない人があげられるようにするには?」
「地域で何ができる?」などをテーマにテーブル毎にグループワーク。
最終的にグループででた意見を一つのプロジェクトにまとめる…
という課題でしたが、各テーブルそれぞれ話が弾み盛り上がって
時間がたりないくらいでした。

この日のセミナーには一般の方、福祉関係の方、教師や議員、
社会福祉協議会の方、居場所づくりをされている方、学生さんなど、
本当に様々な方がご参加くださり、
「こんなメンバーで一つの企画を考えることってまずないかも…」
というグループばかりで、本当に贅沢な時間になったと思います。

また今回のセミナーは、
普段貧困や色々な支援が必要な方で声をあげれていない方、
そして障がいのある方と特に関わりがない…という方にも、
少しでも「ああそうなのか」「奈良にも、そんな問題を抱えた方がいるのかも」
と理解してくださる方が増え、
一人ずつがちょっとだけ周りを見回してみてもらえたら、
奈良がもっと皆にとって生きやすい場所になるのではないかなという想いで、
誰でも参加できます、という形で
様々な方に参加を呼びかけさせていただき開催いたしました。

ご参加くださった皆様、今回のご縁をここだけで終わりにせず、
これからも繋がりを大切にしていただけたらと思います。
(各グループで考えた企画も是非実現させていただけたら嬉しいです。
当窓口もうちのグループの案を実現させたいと思っています😊)

セミナーの最後は、顔出しOKな皆様と一緒に記念撮影。

もやいさんが全国をとびまわり開催してこられた「貧困セミナー」、
次回は3月10日に金沢で開催されるそうです。
また金沢の参加者様のなかでどんな化学反応が起こるのか、
開催報告を楽しみにしております!
https://www.npomoyai.or.jp/hinkon-lecture-tour/

そしてセミナー終了後は、開催に関わってくださった方々と
もやいのお二人を囲む会。
もやいの活動についてや日々の生活支援・居住支援について
実際にどんな風に運営されているのか、詳しく教えていただきました。

東京と地方でまた違う部分はあると思いますが、本当に理想です。
奈良で今後どんな支援の仕組みが作れるのか考えたいと思います。
もやいの皆様、またご指導よろしくお願いいたします。

最後になりましたが、学習会にご参加くださった皆様、
スタッフとして助けてくださった皆様、
告知にご協力くださった沢山の皆様、
本当にありがとうございました。

開催まで何度も打ち合わせしてくださったもやい様、
吉野先生、ご縁を繋いでくださった広報 ワーカーズコープ西日本H様、
丸半日学習会の動画や写真撮影にご協力くださった
奈良でホームページを作るなら リンコード・ネット様、
会場をお貸しくださった株式会社まちづくり奈良様には
備品の設定から何まで大変お世話になりました。

そしてご後援くださった奈良県様、奈良市様、
社会福祉法人奈良県社会福祉協議会様、
社会福祉法人奈良市社会福祉協議会様には心から感謝です。
(奈良市社協Oさん、Mさん、いつも助けていただきありがとうございます)
ありがとうございました。