『「いつか」ではなく「いま」備える!障がいのある人と家族のための防災セミナー』第一回を開催しました


昨日は、以前からこちらでもお知らせしていた
当窓口主催『「いつか」ではなく「いま」備える!
障がいのある人と家族のための防災セミナー』を開催しました。

第一回となる今回は「大規模災害をリアルに考える」というテーマで
講師で(一社)福祉防災コミュニティ協会福祉防災上級コーチの
湯井 恵美子先生より、地震時の映像や被災地での障がい者やご家族の状況、
支援学校の保護者の声、実際の避難所の様子を教えていただき、
どんな事に困るのか、また南海トラフ地震前夜とも言える
現在の奈良県の防災ヘの取り組みの状況と
今だからこその自助の備えや事前計画の大切さを教えていただきました。

また後半は、グループでの福祉避難所リアルシュミレーションを行いました。
一時間半のグループワークでしたが、
次から次へと押し寄せる避難者対応や様々なトラブルに
皆様時間の経つのがあっという間だったのではないでしょうか。

昨日は、当事者、ご家族の方、福祉、教育、行政、防災関係の方、
学生さんなど様々な方にご参加いただきました。
災害時は休む暇なく避難所運営が必要となります。
セミナーにご参加くださった方々がグループワークでの気づきを活かして、
また家庭や職場や地域で備えの大切さを伝え、
自分達にできる準備ができれば、災害に強い、
皆が生き残れる奈良を作っていけると思っています。

セミナー参加者様からの感想は追って掲載いたしますが、
アンケートにご協力してくださった全ての方から
「参加して良かった」のお声をいただき、
自分の職場や地域で早速防災セミナーや計画を準備される
とのお声もいただき、嬉しい思いでいっぱいです。
セミナー参加者を中心に防災の情報を共有できる仕組みについても
「自分も参加したい」のお声をいただきありがとうございます😊
いただいたお声をもとに、皆が情報を共有できる仕組みを作り
改めてご連絡させていただきます。

写真のSOSファイルは大阪府立吹田支援学校PTA様が作成されたもの。
被災時に障がいのある子が周りに支援を求められるよう、
考えられて作られています。
それぞれのご家庭で必要なページを印刷し、クリアファイルにさして
使えるので、汎用性が高くとても素晴らしいと思います。

SOSファイルについてはこちら(大阪府立吹田支援学校様HPページ)
https://www.osaka-c.ed.jp/suita-y/sosfile.html

セミナー後は、湯井先生を交え、
奈良の防災をなんとかせねばという想いのある皆さんとで情報交換会。
全国の動きをお聞きしながら、要援護者をどう守るか、
支援学校(養護学校)の生徒たちと先生方をどう守るか語り合い、
とても熱く濃い時間でした。

最後になりましたが、防災準備の大切さにつき分かりやすい
お話をしてくださった湯井先生、
セミナーにご参加くださった皆様、ありがとうございました。

今回のセミナー開催につき、
防災マニュアルのご提供をくださった奈良県防災統括室の皆様、
防災グッズの試供品のご提供をくださったLAST GEAR ラストギア
(株式会社ブラック・ユニバース・エンティティー)様、
防災グッズ通販カタログをご提供くださった奈良中央郵便局様、
ボランティアスタッフをしてくださった皆様、
告知にご協力くださった沢山の方々に心から感謝です。

全3回の防災セミナー、第二回は2月22日開催です😊
一回だけ、二回だけの参加も可能ですので
要援護者の防災にご興味がある方はぜひご参加ください。
お時間がある方は、セミナー後の情報交換会にもぜひ!
(参加ご希望の方は当窓口までお問い合わせくださいね。)
皆様のご参加をお待ちしております。