1/25『「いつか」ではなく「いま」備える!障がいのある人と家族のための防災セミナー』第一回 参加者様のご感想をいただきました


1月25日、令和2年最初の主催学習会、
『「いつか」ではなく「いま」備える!
障がいのある人と家族のための防災セミナー』を開催しました。

第一回となる今回は「大規模災害をリアルに考える」というテーマで
講師で(一社)福祉防災コミュニティ協会福祉防災上級コーチの
湯井 恵美子先生より、地震時の映像や被災地での障がい者やご家族の状況、
支援学校の保護者の声、実際の避難所の様子を教えていただき、
どんな事に困るのか、また南海トラフ地震前夜とも言える
現在の奈良県の防災ヘの取り組みの状況と
今だからこその自助の備えや事前計画の大切さを教えていただきました。

また後半は、グループでの福祉避難所リアルシュミレーションを行いました。
一時間半のグループワークでしたが、
次から次へと押し寄せる避難者対応や様々なトラブルに
皆様時間の経つのがあっという間だったのではないでしょうか。

以下、ご参加くださった皆様からのご感想です。
(個人を特定できるものを除く、一部抜粋です)

(第1部 講師の方による「大規模防災をリアルに考える」講義について)
〇これからの対策の必要性を強く感じた。事前の準備の大切さを感じ実践していきたい。
〇わかりやすい内容で聞きやすく引き込まれるように話を聞いていました。
〇いろんなことを学べて、言葉になりません。本当にありがとうございました。
〇講義は 2 回目です。2 年ぶりですが、前回とは違い、直近に発生した事例を出していただきとても理解が深まりました。
〇現状を経験されて切実な警告をくださって聞き入りました。身にしみました。
〇湯井先生のお話、大変勉強になりました。
〇たいへん良かった
〇正直、災害はいつ起こるかわからないので、今すぐにでも防災意識をもった動きをしていくと改めて思った。
〇とても良かったです。明日から「したい」「しないといけない」と思いました。
〇知らなかったことや気づきが多く良かったです。
〇息子さんが自分の息子と同い年で同じく重度の障害でという点共感できました。
〇もっと知りたい。
〇経験豊富で理解しやすかった。
〇様々な資料がおりこまれていたため理解がすすんだ。

(第2部 福祉避難所体験シュミレーションについて)
〇自分の職場へ応用できる面をたくさん発見することができました。
〇とても良かったです。自分がいかに役たたずかわかりました。
〇具体的な設定があったので、皆で一生懸命知恵を集められた。役割分担があるのも良かった。
〇初めてのことなので、とまどいもありましたが少しずつ勉強していきたいと思います。
〇実際に対応することの大変さをイメージ出来てよかったです。
〇福祉避難所はどんな所かという知識は全くなかったので、きちんと対処していけるか不安でしたが、運営のグループワークをすることで、避難所の裏側に触れることができました。実際に災害が起きたときは避難する側になりますが、その仕組みをしっていることで利用しやすくなると思います。
〇次々とイベントが発生して対応が難しかったです。実際の現場ではもっと大変だと思うので、少しでも準備しておくことが必要だと感じた。
〇焦る気持ちになってなにもできなかったです。 反省(日々の備えや学習不足など)ばかりです。
〇余裕のある環境下でも色々な意見がでて、まとめるのは難しいと思った。そもそもミーティングする時間がとれるのかということも実感しました。
〇福祉避難所開設シュミレーション、良かったです。各事業所でもしてほしいと思いました。
〇疑似体験ができて良かったです。
〇チームの皆さんが手際よく勉強になった。
〇イベントなど情報が細かすぎなかったことで、「これは本人に確認必要やな」などリアルに取り組むことができた。
〇やり方がよく分からないまま進んだが実際はこのような状況下になるのだということを実感した。
〇良いシュミレーションができて良かった。福祉避難所のことを詳しく知らなかったが、内容がある程度知れて良かった。

 

当日は、当事者、ご家族の方、福祉、教育、行政、防災関係の方、
学生さんなど様々な方にご参加いただきました。
災害時は休む暇なく避難所運営が必要となります。
セミナーにご参加くださった方々がグループワークでの気づきを活かして、
また家庭や職場や地域で備えの大切さを伝え、
自分達にできる準備ができれば、災害に強い、
皆が生き残れる奈良を作っていけると思っています。

セミナー参加者様からの感想は追って掲載いたしますが、
アンケートにご協力してくださった全ての方から
「参加して良かった」のお声をいただき、
自分の職場や地域で早速防災セミナーや計画を準備される
とのお声もいただき、嬉しい思いでいっぱいです。
セミナー参加者を中心に防災の情報を共有できる仕組みについても
「自分も参加したい」のお声をいただきありがとうございます😊
いただいたお声をもとに、皆が情報を共有できる仕組みを作り
改めてご連絡させていただきます。

写真のSOSファイルは大阪府立吹田支援学校PTA様が作成されたもの。
被災時に障がいのある子が周りに支援を求められるよう、
考えられて作られています。
それぞれのご家庭で必要なページを印刷し、クリアファイルにさして
使えるので、汎用性が高くとても素晴らしいと思います。

SOSファイルについてはこちら(大阪府立吹田支援学校様HPページ)
https://www.osaka-c.ed.jp/suita-y/sosfile.html

セミナー後は、湯井先生を交え、
奈良の防災をなんとかせねばという想いのある皆さんとで情報交換会。
全国の動きをお聞きしながら、要援護者をどう守るか、
支援学校(養護学校)の生徒たちと先生方をどう守るか語り合い、
とても熱く濃い時間でした。

最後になりましたが、防災準備の大切さにつき分かりやすい
お話をしてくださった湯井先生、
セミナーにご参加くださった皆様、ありがとうございました。

今回のセミナー開催につき、
防災マニュアルのご提供をくださった奈良県防災統括室の皆様、
防災グッズの試供品のご提供をくださったLAST GEAR ラストギア
(株式会社ブラック・ユニバース・エンティティー)様、
防災グッズ通販カタログをご提供くださった奈良中央郵便局様、
ボランティアスタッフをしてくださった皆様、
告知にご協力くださった沢山の方々に心から感謝です。