きょうされん奈良支部様主催 映画『星に語りて~Starry Sky~』上映会に行ってきました


昨日、奈良市内で開催されたきょうされん奈良支部様主催の
映画鑑賞会に参加させていただきました。
映画の名前は『星に語りて~Starry Sky~』。
只今全国各地で自主上映会が開催され大きな反響を呼んでいる映画です。

この映画は、2011年3月11日に発生し、
岩手県を中心とした東北地域を襲った日本観測史上最大級の地震と津波、
原子力発電所事故のなかの障がい者の状況と支援者の活動の様子を
現地の方の証言をもとに描いたものです。
(映画を製作された山本おさむ監督は、証言してくださる被災者の方の話に
耳を傾けながら何度も脚本を書き直しされたとか)

東日本大震災については、当窓口ももちろん当時、
連日のニュースで被害の状況を食い入るように見ていましたが、
あの震災の1万8千人を超える死者のうち、
障害のある人の死亡率が全住民の2倍だったことは
恥ずかしながら知りませんでしたし、
作中の甚大な被害の記録に改めて呆然としてしまいました。

障がいのために逃げられず亡くなった命。
地震や津波から生き残っても、
障がいのために避難所で周りから白い目で見られ、
潰れた自宅に戻らざるを得ないご家族。
耳や目の障がいのため、状況が分からず孤立していた方。
障がいがあるため遠方へ避難する家族に自宅に置き去りにされた方。
支援者(ヘルパー)が来なくて外に行けなかった方。
交通機関が全てストップし移動手段がなくなった高齢の方々。

映画を観て感じたことは、これは東北だけに限ったことではなく、
全国各地どこてでも起こりうる事態だろうなということ。

この映画は、ありのままの震災の様子を私たちに伝えてくれるとともに、
全障ネットの方々や地域の福祉関係者、
たくさんのボランティアの方々や行政の方々がどんな風に支援活動を進め、
街の復興のため尽力していたかを知ることで、
その時にどんな方々が取り残されがちになるかの気づきと
「自分たちは家族で、職場で、地域で
今からどんな準備をしていかないといけないか」
を考えるきっかけを与えてくれます。

個人情報保護法の特例制度による情報開示などを
知れたことも大きな収穫でした。

映画、観に行って本当に良かった。
上映会にお声かけくださったきょうされん奈良支部
(コミュニティワークこッから)F様、S様、ありがとうございました😊

『星に語りて~Starry Sky~』は10月にも上映会が開催されます。
障がいのあるなし関係なく、皆に観て頂きたい映画です。ぜひ、足をお運びください。
映画予告編 https://youtu.be/3G7zk4m1x28

【『星に語りて~Starry Sky~』上映会】
2019年10月19日(土)
場所:郡山城ホール(小ホール)
時間(1)10:00~ (2)13:30~

2019年10月20日(日)
場所:奈良県文化会館(小ホール)
時間(1)10:00~ (2)13:30~

両日、一日2回上映。
チケット1000円(前売り、当日とも)
チケット購入申込・お問い合わせはこちら
きょうされん奈良支部 (主催)
〒630-8423 奈良市出屋敷町140-2  すたぁと (担当:島)
TEL&FAX 0742-64-0220
Mail:kokkara-start@kcn.jp