ひきこもり家族の会特別研修会に参加させていただきました


昨日は、以前当窓口HP,SNSでも告知させていただきました、
特定非営利活動法人キャリア サポートセンター奈良様主催の
「ひきこもり家族の会特別研修会」に参加させていただきました。

月1回、お互いの悩みや近況を話し合える居場所として
定期開催されているひきこもり家族の会様ですが、
毎年2月は、家族会報告会と合わせて
講師の方のお話を聞く会を企画されています。
今回はひきこもり家族をテーマにした
映画『かぞくわり』上映会が開催されました。

奈良県大和郡山出身の塩崎監督による
奈良の中南部が舞台の映画とあって、
ご興味のある方も多かったのか、
会場は満席(もちろんソーシャルディスタンスを
保った定員でです)でした。

研修会は主催のキャリアサポートセンター奈良の
理事長様のご挨拶の後、
報告者でセンターにてキャリアコンサルタント・
若者就職支援ジョブコーチとして
自立で悩む若者やその家族に長年寄り添ってこられたI様から
実際にサポートされている当事者の方のお話や、
センターで定期開催されている当事者の方の居場所や
センターの支援内容についての説明がありました。

個人的にはI様の「こういう支援というと
福祉のイメージであり、福祉の方でもされているが、
当センターは就労のプロがサポートしている場所になります」
という説明が印象的でした。
(現在、就労系事業所の人的要件である
「就労指導員」は何の資格・経験もない方でもなれるため、
事業所の就労支援の能力の実力差・能力差が
大きくなる傾向があります。
そのため、奈良県職場実習ジョブサポーターとしても活動している
当窓口としても、今後この職種には
何らかの資格要件や研修受講要件を課すべきと考えています。)

一歩踏み出して居場所に通うところから、
また実際に就職を目指したいという希望がある方については、
就職までしっかりとプロにサポートしてもらえるというのは
ご本人も、ご家族にとっても安心ではないかな、
と配布されたパンフレット類を拝見しながら
聞かせていただいていました。
後半の『かぞくわり』の映画は、
あまり色々と書いてしまうとネタバレになってしまいますので
控えますが、奈良の景色が随所にあって嬉しくなってしまう、
そして少し不思議な、映画でした。
(映画の後お話してくださった塩崎監督ご自身も
「感覚で楽しむ映画」と話されていました)

主人公ニート生活を送る女性とかぞくとのかかわり・
家族の在り方を描いた映画ですが、少し風変りな、
ひきこもりがちな家族に他の家族が
少し遠慮してしまっていたり、
はれものに触るような扱いになったり・・・という部分は
「うちと同じだ」と思われながら見ておられたご家族も
多かったのではないでしょうか。

監督ご自身の経験談も聞かせていただき、
そういう経験もあったうえでこの作品ができたと知ったうえで、
再度また観てみたいと思わせられる映画でした。

塩崎監督制作の映画『かぞくわり』、
県内では3月27日、28日と5月15日、16日にも談山神社で
ライトアップと合わせての無料上映会が決定されているそうです。
映画にご興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。

会場では、当窓口へのチラシ類のご提供にご協力くださっている
キャリアサポートセンター奈良様はもちろん、
いつもお世話になっている
奈良県ひきこもり相談窓口の県職員様、
当窓口の学習会によくご参加くださっている方にも
お会いでき久しぶりにお話ができて嬉しかったです。
(「そちら(当窓口)の告知をみてここにきました」
というお言葉嬉しすぎます!ありがとうございます😊)

素敵な研修のお知らせをくださった
キャリアサポートセンター奈良の皆様、
I様ありがとうございました。