いのちと親なきあとを考えさせられる映画『普通に死ぬ〜いのちの自立〜』を観てきました


本日は、時間を確保できたので一路兵庫県へ。
キャンセルで空席が出た西宮市肢体不自由児者父母の会様主催の上映会で
ドキュメンタリー映画「普通に死ぬ」を観てきました。

『普通に死ぬ~いのちの自立~』
(あらすじ(『普通に死ぬ~いのちの自立~』HPより抜粋))
静岡県富士市・富士宮市の生活介護事業所「でら~と」「らぽ~と」
の取り組みを記録したドキュメンタリー「普通に生きる」の続編。
重い障害を持つ我が子と地域の中で普通に生きていくために
親たちが立ち上げた通所施設「でら~と」「らぽ~と」。
設立10年を迎える中で次第に変わりゆく運営方針や、
3つ目の事業所建設といった流れの中で、
年齢を重ねていく本人たちとその家族の人生を8年にわたって撮影。
医療的ケアを必要とする人の在宅生活での中心的ケアラーが病に倒れた後の
地域生活の難しさなど、厳しい現実を映し出す。
映画後半では、家族と支援者、医療者の葛藤や気づきを物語の軸に、
兵庫県伊丹市の「しぇあーど」を率いる李国本修慈さん、
西宮市の「青葉園」を率いる清水明彦さんらの活動を取材。
「一緒に生き合う」取り組みを追い、希望を見出していく。
余貴美子がナレーションを担当。
(2020年製作/119分/G/日本 配給:マザーバード)

これまで当窓口も障がいがある方の地域生活に関する学習会を重ねてきましたが、
資源の乏しさや人材不足で障がいがある方が
「普通に生きる」「普通に暮らす」ということが
まだまだ難しい社会であることを日々の相談業務で感じる日々です。

あまりこちらに書くとネタバレになってしまうので控えますが、
サービスを必要としている方に応じてサービスを作っていく。
不可能だという地域での生活を可能にしていく。
作品中、ある支援者の方が言われた
「みんながそれぞれ自分にできることを考えて(していかないと)」
という言葉がとても印象的でした。

当窓口には何が出来るだろうか。そんなことを考えながら帰奈します。

#普通に生きる 普通に死ぬ #私がいなくなってもあなたがえがおでまいにちをすごせるように #親なきあと #奈良