『Workers 被災地に起つ』試写会に行ってきました・協同労働という働き方


本日は午後からお声かけいただき、奈良市のおかたに病院多目的ホールにて
開催されたワーカーズコープ(共同労働の協同組合)様の
被災地での取り組みの様子を2016年2月から22か月間にわたって記録した
ドキュメンタリー映画『『Workers 被災地に起つ』
試写会に参加させていただきました。

映画では、雇用的な働き方とは違う、
全員が出資者・全員が経営者という新しい働き方を実践されている
ワーカーズコープさんが「一人の困りごとを皆で解決する」ため、
全てを失った地域の方とともに被災地で地域起こし、
仕事おこしをされる様子が描かれています。

先日市内のワーカーズ事業所様を見学させていただき、
障がいのある人もない人も、雇用者と労働者の立場の差なく、
皆が同じ立場・皆が主役で働かれている様子を拝見して
「こんな働き方もあるんだなぁ」と目からウロコな体験をさせていただきました。

(例えば、障がいがある方、いきづらさがある方は
一般的に障がいのない方にサポートされながら働くイメージがありますが、
ワーカーズコープさんでの働き方は、一人一人が同じ立場。
仲間同士もお互い支え合いながらというスタンスです。
こういう働き方があるのを、恥ずかしながらそれまで当窓口は知りませんでした。)

映画では、シングルマザーの方や、就職が決まらず生活困窮に陥っていた方、
お子様に障がいがある親御さん、これまで全く違う業界で働いていた方など、
震災をきっかけに新しい働き方にを知り、魅せられ、
やりがいを持って働かれている様子も描かれていて、
とても興味深く時間があっという間にすぎてしまいました。

映画の舞台は被災地ですが、どこの地域でもこの取り組みが広がれば、
色々な方にとって働き方の選択肢が増え、一人一人が尊重される、
地域に優しい街づくりが進むと思います。

こちらの映画は、4月27日に、
奈良県文化会館で一般の方向け上映会が開催されるそうです。
「雇用的な働き方以外の働き方」にご興味のある方、
ワーカーズコープさんと被災地の地域の方々の奮闘ぶりを観たいという方は、
是非一度映画をご覧くださいね。

http://www.roukyou.gr.jp/jwcu/