たかが一ミリ、されど一ミリ


本日読み終えた本『「なんとかする」子どもの貧困』(湯浅誠著)。

最近巷でよく見かけるようになった「子ども食堂」について、
もともと立ち上げた方の想いがどんなものだったのか等理解が深まりました。

「子どもの貧困」、生きづらさを抱えた子どもたちにに対する
民間・行政の様々な取り組みも学ぶところが多かったです。

個人的には、著者の湯浅さんが本文中に書かれている
「たかが一ミリ、されど一ミリ」の部分に共感しました。

「…たとえ周りから「不十分だ」等の指摘を受けたとしても、
そんなことは(活動を)やっている本人たちが一番わかっている。
(中略)たかが一ミリ、されど一ミリ。一ミリ動かすのに、
どれだけの労力が必要か。
やっている人にはよくわかる。やっていない人にはわからない。…(以上本文抜粋)」

例え一ミリでも、「なんとかしたい」とあきらめずにできることから続けていれば、
いつか社会を変えられると当窓口は信じています。

ここ奈良にも頭が下がる、素晴らしい活動をされている方が
たくさんいらっしゃいます。
「自分にも何かできないかな」と考えていらっしゃる方は
まずそういう団体様の活動に参加して手を貸していただければなぁと思います。