『大丈夫、働けます』



自身も視覚障害があるものの、
自ら「世界一明るい視覚障害者」と名乗り、
障がいをもつ方や引きこもりの方など
就職困難な方の就労支援をされている
NPO法人の理事長である成澤俊輔さんの本。

これまで就労のサポートをした方の事例や、
自身の生い立ちから現在まで、就労支援のポイントや
本人、企業側、家族へ今こそ変わるべきというメッセージが込められた本です。

ここ最近障がいを持つ方を人材として登用したいという
会社やお店が増えてきたという話をよく聞きます。
(ちょうど昨日も、偶然就労支援に関わる何人かの方とそんな話をしていました。)

ただ、法律で雇わないといけないから、とにかく人が足りないから、
だけではなく、その方が自分の強みを生かせ自社の戦力になるには、
雇う側も雇われる側も笑顔で、
長く働き続けられる(働いてもらえる)ためには何が必要なのかを考える。
社員の特性を理解して、会社(お店)が社員を家族のように思い、守る。

就労支援に(少しですが)関わる1人として、
そんな会社がこれから沢山増えてくれることを願います。

「企業の成長は、多様性を受け入れることから始まる」。

『大丈夫、働けます』