あそびのルールをつくろう


先日の絵本の投稿に続き、息子の学校ネタです。
(投稿しよう、投稿しようと思っている間に
3学期も終わり春休みに突入してしまいました…。)

担任の先生からお聞きした話です。

クラスのみんなで「あそびのルールをつくろう」を考える授業をした。
お題は普段から皆が休み時間や体育の授業ですることが多い『ドッジボール』。

クラスには運動が得意な子も苦手な子もいる。
相手チームから飛んでくるドッジボールをキャッチするのが平気な子もいれば、
ボールが怖くて受けられない…という子もいる。
そんなみんなで一緒にドッジボールを楽しむには
どんなルールを作ればいいだろう?というのを皆で考えたそうです。

果たして結果は?

みんなで頭を悩ませ、「ボールを受けるのが上手い子がボールを掴んで、
取れない子にボールを回したら、皆がボールを投げられる(触れられる)んじゃない?」
等のアイデアがでてルールが決まったそうです。

話を聞いて、すごく良い授業だなぁと嬉しくなりました。
ルールそのものもですが、「どうしたらみんなが一緒に楽しめるのか」
を考える授業なんて素敵。実際にそのルールを使って遊んでみて、
問題があればまたルールを使いやすいよう作り直せばいいですものね。

弱い立場の人や少数派(マイノリティ)を無視してルールが決まってしまったり、
話が進んでしまうことが多い世の中、
私たち大人も「どうしたらみんなで一緒にできる?」を見習わなくては。

ちなみにその話をしてくれた先生の言葉がこれまた響きました。
実は子どもたちは授業ではドッジボールについて考えましたが、
教科書に書いてあったルールを決めようのテーマは大なわとびだったんです。
「先生、(教科書通り)大なわとびにされなかったんですね」という問いかけに、

「お母さん、私達は子ども達とただ教科書「を」勉強するんじゃないんです。
教科書「で」勉強するんです」

深い。胸に刻んでおきます。