「ボラかふぇ」であいサポーター研修をさせていただきました


本日は奈良市ボランティアセンター様で定期開催されている
市民向け講座「ボラかふぇ」にて
あいサポーター研修の講師をさせていただきました。
(定員を超える申込・ご参加があったそうでありがたいです!)

2009年 8 月から、奈良県で取り組んでいる、
障がいの有無にかかわらず誰もが暮らしやすい”共生社会 〟の実現をめざし
様々な事業を展開しているのがまほろばあいサポート運動です。
講座の前半はまほろばあいサポート運動やあいサポーターの役割、
奈良県で定める条例についてお話させていただいた後、
奈良県が制作したDVD「シルコトカラ」を皆で視聴しました。

講座の後半は、実際に障がいや生きづらさのある当事者の方から、
障がいについてや困っていること、知ってほしいことなどの
お話をお聞きしました。
(本日はお一人体調不良のため、3名の方にお話いただきました。)

生まれつき視覚障がいがあるナカノタカヒロさんは、
障がいが原因で就職に苦労したことや、信号の色がわからないので
積極的に道案内をしてもらえると助かること、
コロナ禍の非接触レジが増えているが
視覚障がいの方にとっては会計に困ることをお話されました。

大人になってから診断を受けた発達障がいがある
ナカノヨシミツさんからは、
学校や就職後も人間関係で苦労して職を転々としたこと、
診断をうけてショックはあったがホッとしたこと、
苦手はあるが、今は配慮や理解がある場で
お仕事をされていることをお聞きしました。

吃音があるツツミノヨウイチさんは、
言葉が出にくいため
電話等でしか対応してもらえない場面でとても困ること、
吃音について腫れ物に触るような扱いをされるより
時に出やすいの?」等質問して吃音について
知ってもらえると嬉しい、というお話をしてくださいました。

研修では視覚障がいがある方が実際に使っているグッズを
実際に見て、触れていただいたり、
視覚障がいがある方の誘導方法を見ていただきました。

最後にヘルプマークや手話についてお伝えして、
本日の学習会は終了となりましたが、
ご参加くださった方々がとても熱心に聞いてくださり、
「当事者の方のお話がすごく勉強になった」
等の嬉しいお声をいただきありがたかったです!

本日、会場内には障がいをテーマにした絵本や小説、漫画などを
並べたコーナーを設置していましたが、
休憩時間には皆様思い思いに手に取って見てくださっていました。

また本日のあいサポーター研修には、
仲川げん奈良市長様もご参加くださり、
当事者の方のお話に耳を傾けてくださっていました。
(お忙しい中、感謝です。本当にありがとうございます!)

週末の朝からご参加くださった皆様、市長様、
事前の打ち合わせから当日までお世話になったボランティアセンターの皆様、
そして研修にご協力くださり貴重なお話を聞かせて下さった3名の方々、
ありがとうございました。

障がいや生きづらさがある方の理解者が増え、
一人一人が大切にされ生きがいをもって暮らせる社会になりますように…😊

今回、唯一残念だったのは、
研修の日を楽しみにしてくださっていたのに
お一人体調不良で登壇が叶わなかったこと。
Kさん、次の機会こそ必ず!お待ちしていますね😊😊