自立生活プログラム第一回を開催しました


昨日は以前からこちらでお知らせさせていただいていた、
障がいや生きづらさがある方が自分らしく暮らすことや
将来の生活について学び考える学習会
『障がいのある人のための自立生活プログラム』
第一回を開催しました。

初開催となる今回は、学生さんや成人されている方、
知的障がいや発達障がいをお持ちの方などが、
「ご家族や保護者の方などに勧められたから」
「友達づくりがしたくて…」とご参加くださいました

学習会の講師は、奈良の地で、障がいがあっても、
必要なサポートを受けてながら自分の意志で決め、
行動に自分で責任を待つ「自立」した地域生活を実践されている
フリーダム21の皆さん。

3名の講師のうち、植平さんからは親なきあと、
一人暮らしになった経緯やヘルパーサービスを使いながらの
一人暮らしの楽しさなどを、
山下さんからは、障がいのある方の結婚、出産のお話や、
言葉や人とのつながりの大切さ(困った事態をどう乗り切ったか)のお話を、
そして代表の上野さんからは、
限られた選択肢の中でしか生きられない状況から、
「地域で暮らしたい」「自分の望む生活をしたい」と夢を切り開かれ、
たくさんのボランティアさんとの地域生活を
満喫されている様子をお聞かせいただきました。

後半は、講師の方がファシリテーターとなり、
参加者の方々も一緒にディスカッション。

自己紹介したり、講師の話を聞いて思ったこと・感じたこと、
障がいがあって良かったこと・困ったこと、
自分の人生これからどうしたい?(夢や希望)などをお互いにお話しました。

学校や職場で人から言われて悲しかったり辛かった言葉や、
家族に自分の気持ちをわかってもらえなかったこと等の発言もありつつ、
夢の話では、皆「将来こんな風にくらしたい!」や
「こんなことができたらなぁ」と思っていることを
話してくださいました。

中には将来のことを考えたことがあまりなくて、
一生懸命考えて、なんとか捻り出してくださった方も
いらっしゃったかもしれません。
なかなか考える機会がない自分の未来について、
年齢も違う他の方の経験や意見を聞けた
よい機会になったのではないかと思います。

また、今回の学習会は精神的な疾患をお持ちで
ひきこもりがちな当事者の方がボランティアスタッフとして
会場設営、受付、片付けなどをお手伝いくださっていました。

初対面同士の参加者の方が話しやすいよう、
発言の口火を切る係として当窓口とともに
ディスカッション等も一緒に参加されて、
自分のことや思っていることもお話してくださっていました。
(とても勇気がいることだったと思います。写真に写っている、
会場内に設置したパンフレット・チラシコーナーのチラシも
全て並べてくださって、お陰でとても助かりました。)

今回の学習会が、参加者の方はもちろん、
スタッフをしてくださった方、
みんなにとって小さな「一歩」になれば幸いです。

「年齢が違う人と話すことがないから緊張した」
「話をしてみて(お互いに)障がい(がある人)に対するイメージが変わった」
「将来頑張れそうな気がした」
「講師の方、他の人の貴重な意見が聞けた」
等の感想もいただきました。ご参加くださった皆様、講師の皆様、
そしてスタッフさん、本当にありがとうございました

 

機材トラブル等のため、ご迷惑をおかけした部分もありましたが、
あっという間の2時間でした。

第二回の次回のテーマは「一人暮らしってどうするの?」です。

実際にお一人暮らしを実践された方の
「一人暮らしや地域での自立生活をするのにどんなことを考えておくといい?」
「どんな手続きが必要だった」「リアルにどんな風に生活しているの?」
をお聞かせいただきます

今後、こういう集まりがあるならこんなことがしたいなあ〜
というご意見もいただいているのでまた参考にさせていただきますね。
どうぞお楽しみに♫

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