レイモンドヴィレッジさんへ再訪してきました


6月25日に、お声かけいただいて、
三郷町のレイモンドヴィレッジさんを見学させてもらいに行ってきました。

こちらは、もともと奈良県三郷町にあった
奈良学園大学(旧奈良産業大学)の三郷キャンパス跡地。

その跡地を社会資源に、企業・自治体・地域社会一体で有効活用し、
ソーシャルインクルージョン(すべての人々を孤独や孤立・
排除等から援護し、健康で文化的な生活の実現につなげるよう
社会の構成員として包み支えあう)な街づくりを目指して
2年前の2023年春に開村された総合福祉施設です。
実は、開村直前にも一度訪問させていただいたのですが、
開村から2年少し、新たな施設も稼働されていると
お聞きして楽しみにしていました。
(以前の訪問ブログはこちら。https://akarui-mirai.net/12381/)

ヴィレッジの中で障がいや生きづらさのある方の事業はじめ
様々な取り組みをされている社会福祉法人檸檬会様の案内で
敷地内を見学させていただきました。
開村当時からオープンされていた障がいのある方の福祉型カレッジ
(自立訓練+移行支援)の「レイモンドカレッジ」や
通信制(通学も可)高校「レイモンド学園奈良校」は、
現在生徒さんの数も増え、授業中の教室では
皆さん熱心にまた楽しく課題に取り組まれていました。
(就職に向け、資格受験に向けて一生懸命勉強されている
上級生さんの姿もありました。)
(上:レイモンドカレッジや通信制高校の入る教育棟・5号館)
不登校で学校に行けなかった方が、
先生方と談笑されているのを偶然お見かけして、
安心して過ごせ学べる場所の大切さを改めて感じました。

(写真上:レイモンドカレッジ1年生のカリキュラム。
芸術や生活、SST、ジョブトレーニングの時間がありました。)
(写真上:まもなく介護福祉士を目指す方のための介護福祉科も開講予定だそう。)

就労継続A型B型事業所「レイモンドマネジメント」では、
利用者の方々が、広いヴィレッジ内にある
企業のサテライトオフィス棟の事務・軽作業や、
敷地内の草木の剪定、花壇等の管理、レストランやカフェの受付、
接客等様々なお仕事をされていました。
(写真上:いんくるれすとらん)

ヴィレッジ内にはそのほかにもカラフルな⚪︎◻︎(個性)を尊重するという
メッセージが込められた日替わりビュッフェの楽しめる
「いんくるレストラン」、誰もが利用でき、
障がいの有無や発達状況などに関わらず、
大人でも子どもでもあらゆる人が利用しやすいように
工夫がされた「いんくるパーク」(ユニバーサル遊具のある公園)、
スポーツ施設、外国人向け日本語学校等があり、
今年春オープンしたばかりの大人も子どもも楽しめる
体験型ミュージアム、関西初の「奈良おもちゃ美術館」は
平日にもかかわらず小さなお子様づれのご家族でいっぱいでした。
(写真上:いんくるれすとらんのまわりには
「いんくるパーク」(ユニバーサルデザインの遊具で
遊べる公園スペース)がありました。)
(写真上:外国の方が学ばれる日本語学校。
ヴィレッジ敷地内でも外国の方もお仕事されています。)
(関西初のインクルージョン体験型ミュージアム・
奈良おもちゃ美術館)
(写真上:木製のおもちゃたち。写真は柿の木。
実際に実を取って収穫が楽しめるしかけになっています。)
全国に展開するおもちゃ美術館ですが、こちらには
奈良オリジナルの木製おもちゃがいっぱいでした。
   
ミュージアム内のROKUMEI珈琲さん監修のカフェやいんくるれすとらん、
おもちゃ美術館でも障がいのある方々が活躍されていました😊
(写真上:おもちゃ美術館内カフェ)
(写真上:こんなところに〇△▢)
ヴィレッジでは今後も介護福祉士の資格を目指す方向け専門コースや、
こども園や高齢者向けデイサービス等様々な施設開設も
予定されているそうで、地域の方や外国の方、
生きづらさがある方も自分らしく過ごせ働ける場所に
日々進化されているレイモンドヴィレッジさんに今後も目が離せませんね。

長時間お話をお聞かせいただき施設内を案内してくださった、
社会福祉法人檸檬会U様、N様、ありがとうございました。