『障害のある人の親がものを言うということ』を読みました


昨晩から読み始めて読了。
予約注文していた「私たちは普通に老いることができない」
の(一社)日本ケアラー連盟代表理事でもある
児島真美さんの新刊が届きました。
あまり書いてしまうとネタバレになってしまうので控えますが、
乳幼児期の体験談は、自分も当時のことが思い出しながら
共感しながら読み進めていました。
障がいのある子と親が一体化してしまいがちであるがゆえに、
だからこそ親が子どもの権利を奪ってしまう
立場にならないようにという自戒や、
障がいがある子を抱えた親もケアラーでありひとりの人間であること、
医療や福祉に対する感謝とだからこそ
親からそこにものを言うことの困難さやジレンマ、
地域移行について思うこと…以前の書籍もそうですが、色々な意見があることを承知で、
覚悟の上で、そう感じながら声をあげられない親や当事者の気持ちを
代弁できればと執筆されていることが伝わってきました。

様々な立場の方に読んでいただきたい本です。

「この子をおいていけない」と親が思わなくていいためには
どうしたらいいだろう…?
まもなく始動する新たな親なきあとを安心に変える仕組みづくりの中でも、
ここに書かれていることを忘れないように。時折読み返したいと思います。
日記、テキストの画像のようです