「発達障害アートカフェバー 金輝」さんにお邪魔しました
本日はお店訪問記です(o^―^o)
昨日、東心斎橋にある「発達障害アートカフェバー 金輝」様にうかがってきました。
金輝様は地下鉄堺筋線長堀橋駅から7番出口を出て、
大阪南郵便局をこえ、右折。大阪南警察署の前を通り抜けた先にある
角に位置する雑居ビル（ふぁみーゆ東心斎橋さん）の中、4階にあります。
金輝様店内。
当事者の方のアート作品や、発達をはじめとする障がいに関する情報などが
ところせましと並んでいます。
イラストを描く才能を持つ人が多いADHDの人の個性を活かしたアートな空間。
画材もあり、店内で絵を描ける環境も整っています。
大人の発達障害で知られているADHDや自閉症スペクトラムの方、
就労支援などで働く支援者の方、ご家族はもちろん
発達障害を持つ同僚や後輩や部下で悩んでいる方、
障害を持つ方ももたない方もお1人様から安心して
ふらっと訪問できる空間になっています。
（当窓口が訪問した時も、常連さんか、
他にもお一人で来られている方もいらっしゃいました）
インテリアも充実した落ち着ける空間。
（魔法使いの家にありそうな、積み重なった大きな本（チラシラックの左側）
は実は椅子になっています。）
貼り絵やポストカード、本、ペンダント等、
作家さんの作品は購入も可能です。
毎週木曜日は10分まで無料の占いも開催中。
向いている仕事や活躍するタイミングを聞くこともできます。
店内はルービックキューブやボードゲーム、ゲーム機（ファミコン）等々・・・
の懐かしい玩具や図鑑がいっぱい！
話すのが苦手な方やお1人様も長時間ゆったりと楽しむことができます。
さまざまな障がいや精神的な疾患等に関する書籍もたくさん置かれています。
自由に手に取れるので美味しい料理を食べながら
学びを深めてみては。
カウンター越しにオーナー様との会話も楽しめます。
発達障がいカフェというだけありメニューにもこだわりが。
メニュー表の表紙にはこんな記載が。
「発達障害のカフェ・バーです。
皆さんが楽しんで過ごせる場を提供します。
禁止行為
・クラッカーの使用は禁止します。
・恋愛禁止とまではしませんが、ナンパや過度なアタックはNGです。
・宗教などの勧誘はお断りです。」
心がしんどい人のための健康フード。
たんぱく質と鉄分たっぷり。
健康チャーハンをいただきました。
今回は昼間だったので、ソフトドリンクをいただきました。
（ソフトドリンクも種類が本当に豊富です。
今回は女性に人気、カルピスのクランベリー割を注文）
アルコールドリンクも充実していて、またそれぞれネーミングも凝っています。
「自閉症啓発カクテル」「発達グレーゾーンカクテル」
「悩める乙女カクテル」「多動症カクテル」「緘黙症カクテル」…
仕事帰りに職場の上司と部下でこちらでドリンクを飲みながら、
互いに障がいについて理解を深め合う…なんていうのも素敵でいいですね。
店内では定期的に「哲学カフェ」など様々なイベントも開催されています。
【お店を開いたきっかけ】
お話をしてくださったのはオーナーの橋際さん。
大学院卒業後、なかなか就職できず、体調を崩し受診をした際に
「発達障害」の診断を受けたことがお店を開くきっかけに。
障がいや生きづらさがある方がいつも集まれる場所、
公民館や会議室などを利用しての自助会とは違う、
もっと気楽にふらっと行ける、いつでもそこにある場所がつくれたら、と
発達障害カフェバーを開店されました。
もともと経済や経営の勉強もされていたそうで、
現在はウェブ関係のお仕事と、
カフェオーナーとの2足のわらじで毎日大忙しの橋際さん。
スタッフさんの中には発達障害やLGBTQなどの
生きづらさを抱えた方もいらっしゃるそうです。
橋際さんいわく、こちらのカフェバーのお仕事は発達特性のある方には
比較的向いているんだそう。
（当窓口もプライベートで障がいのある方の就労にかかわっていることもあり）
障がいのある方が自分の特性を生かして働く場所を作れたら、と
「奈良にも是非2号店を作りたいですね！」お互いとても意気投合しました。
お店の名前の『金輝（きんき）』には、関西（近畿）のきんき、と
障がいのある人も、自分の特技や個性を生かして
金のように輝けるように、という意味が込められているそうです。
橋際さん、お忙しいところ丁寧に対応していただきありがとうございました！
(バタバタと訪問してしまいすみませんでした）
金輝様は、当窓口が制作している、
障がいのある方や生きづらさのある方とそのご家族が気軽に利用できる
街のスポットの情報サイト『まちナビ・なら』にも
ページ公開当初から掲載をご協力くださっています。
「まちナビ・なら」のページ
「金輝 発達障害アートカフェバー」さんのページ