当窓口のロゴマークについて


2017年、3年前の懐かしい投稿が今年も上がってきました。

親なきあと相談窓口「あかるいみらい準備室」のロゴマークは、
最終デザインに至るまでに実はとても時間がかかっているのですが
(窓口代表である私が本業の合間に準備をしていたので、
なかなかまとまった時間が取れなかったのと、優柔不断な性格のため)、
早い段階で、モチーフだけは「たんぽぽと糸」と決まっていました。

中島みゆきさんの『糸』という曲に「こんな糸がなんになるの
心許なくてふるえてた風の中」というフレーズがあります。

この歌を聞くと、いつもある友人の顔を思い出します。
私がとても辛くて、未来が考えられなかったときに、
自分自身も大変な時だったのに支えてくれた友人です。
たんぽぽが好きで、担当医だった方から教えてもらったこの歌を
よく聞いている、と話してくれていました。

辛くて、悲しくて、もうだめだ、未来が見えなくて暗闇にいる…
と思っても、そうじゃない。あなたを助けてくれる人は沢山います。
「信じられないかもしれないけれど、
一本の糸で頼りないかもしれないけど、信じて頼って欲しい。
もし、あなたがいつか元気になれたら、
また自分ができることで他の誰かに返して欲しい。」
という想いでコツコツやっていければと思っています。

「なかなか人にできないことをするということは
並大抵の努力ではいかないかもしれない。
でも今日この一日が未来に続くと私は思っています。」

闘病中だった友人が私にくれた手紙の中にある言葉です。
彼女がこの世界からいなくなってもうすぐ10年、
私はこの言葉に背中をいつも押してもらっています。

必要としてくださる方のためにまた今日も明日も頑張ります。