奈良県精神障害者地域生活支援団体協議会(支援協)まなぶ会ワーキングチーム様学習会でお話させていただきました


昨日は、ご依頼をいただき、
奈良県精神障害者地域生活支援団体協議会(支援協)
まなぶ会ワーキングチーム様主催の学習会にて
「『親なき後』について考える」をテーマにお話させていただきました。

素敵な学習会開催のチラシは会員さん作だそう😊

支援協様は奈良県の精神障害がある方の地域生活をより良いものにするために、
当事者の方と支援者の方が活発に話し合い、学び合い、
活動をしている33の団体からなる協議会です。

今回は「親なき後」の不安をお持ちの当事者の方から、
今から自分にできることや、知っておくべき手続きや
制度について学びたいというご依頼をいただき、
以前から準備をさせていただいていました。

普段は親御様やご家族様からの親なき後相談をいただくこと、
ご家族様の会でお話させていただくことが多い
あかるいみらい準備室ですが、
時折当事者様(お子様)側から個別でご相談をいただくこともあります。

そんな中で昨日は初めて当事者様の会にてお話をさせていただきました。
「もしも親がいなくなったら」を不安に思うのは
親御様だけじゃないですもんね…
当窓口もあらためてそんなことを考え、
勉強させていただいた学習会になりました。

 

学習会は、前半に当窓口による制度や手続きについての講座、
後半にすでに親御様を亡くされた会員様が経験談を語るという
二部構成で開催され、コロナウィルスの影響を心配していましたが、
当事者会員の方や支援者の方など
沢山の方がご参加くださりありがたかったです。

主催者様の「ただ座って聞くだけの学習会にはしたくない」
というご意向で、学習会では会場からの質問時間や、
意見や感想をお互いに話し合える時間もたっぷりとっておられました。

まだ親御様がいらっしゃる方からは
「親がいる間に色々なことを話しあって、その時間を大切にしたい」
「少しずつ家族で荷物を片付けています」
「病気のことを分かってもらえるようにしたい」など、
すでに親なき後を経験されている方からは
「(親の死後)忙しく様々な手続きをしている間はいいが、
やりきったあとに喪失感を感じた」
「もっと親と色々な話をしたら、
親の話を聞いてあげれば良かった(という後悔がある)」
などの経験からの発言があり、
時間が足りないくらい真面目に話したり笑ったり涙したりした学習会。

こんな風に当事者の方同士、
お互いが抱える様々な悩みや不安を話しあうことで共有できたり、
経験や情報を交換できたり学べる場所があるというのはいいですね。
(昨日は支援者側の方も参加してくださっていましたが、
対等の立場で一緒に学ばれているところもすごく良いなと感じました)

学習会でもお話しましたが、
「過去は変えられないけれど、未来は変えられる。」

学習会で聞いていただいたことが、
これからの皆様の「これからどうする?」
「自分に今何ができる?」の参考になりましたら幸いです。
長時間お話を聞いてくださった皆様ありがとうございました。

支援協まなぶ会ワーキングチーム様での学習会は
今回が第一回目だったとのこと。
最後になりましたが、そんな記念すべき第一回の学習会で
お話させていただく貴重な機会をくださった支援協の皆様、ありがとうございます。
何度も打ち合わせくださったT様、S様、
ご縁を繋いでくださったT様に心から感謝です。
ありがとうございました。

会場だった大和郡山市では金魚のまち。今ちょうど「大和の雛まつり」という
イベント期間中でお雛様が街中に飾られていました。