【1.17】


6434人もの方が亡くなり、3名が行方不明となった
阪神・淡路大震災から今日17日で発生から25年を迎えます。
犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたします。

あの日、(被災地に比べれば震度は小さいものの)
体験したことのない大きな揺れに驚き、
地震発生直後から時間の経過につれ明らかになる
テレビから流れる被害の大きさに呆然としたことを覚えています。

30年以内に南海沖地震が来ると言われてからすでに数年経ち、
ここ最近日本各地で発生している大きな地震のニュースを見るたび
いよいよ「Xデー」が近づいているのかなと、不安を感じます。

「まだ来ていないから大丈夫」ではなく
「来ていないからこそ各自が今できうる準備を」。
来てから考えていては遅いのです。
防災セミナーを企画した時から県や様々な方にお話を聞いており、
昨日もたまたまとある方々とお話をさせていただきましたが
本当に…まだまだです。
避難所にある備蓄は、おそらく皆さんが考えている以上に驚くほど少ないです。
すぐに支援物資(食料含む)が届けばいいですが、
被災地が広範囲に渡れば渡るほど支援が遅れる可能性があります。
また津波などが発生した場合、まず沿岸部に支援が集中し、
おそらく内陸部にある奈良は支援が遅れるだろうとも言われています。

そして避難所はホテルではなく、被災者はお客様ではありません。
「運営スタッフがいて世話してくれる」ではなく
それぞれができることを協力してする必要があります。

自分で逃げにくい障がいのある方、高齢者の方、
(災害弱者と言われる方)をどう守るのか。どんな備えが必要なのか。
まだXデーが来ていない時にこそそれを考えそれぞれが出来ることをすれば、
それは小さな子どもから大人まで地域全ての方を救うことにつながります。

「救えたはずの命だったのに」
「準備期間があんなにあったのに」
という後悔だけはしたくないのです。

1月からの防災セミナー、全3回ですが
連続して参加だけでなくご都合のあう日だけの参加も可能です。
(セミナーは事前予約制です。)
すでに色々な立場の方から参加申込みをいただいています。
皆で一緒に「今から自分に何ができるか」を考えてみませんか?