開設一周年でした



あかるいみらい準備室、山口です。
2月16日が当窓口の開設一周年でした。

設立の日と同じく、一周年の日も「一年続けられたなあ」と
ごく内輪では感慨に浸りはしましたが、
いつもと同じように淡々と過ごさせていただきました。

本来なら、設立の時や○周年という記念の日は、
お世話になった方々を集めセレモニー等をすべきかもしれません。
ですが、当窓口はあくまで小さなボランティア団体であり、
もしも使えるお金や労力があるなら、できるだけ困っている方、
悩みを抱え孤立している方のために優先して使いたいという想いでいるため、
今回も記念日を過ぎてからのご報告とさせていただきました。

お世話になっている方々には大変心苦しいのですが、
どうか事情を汲んでいただき、非礼をお許しいただけましたら幸いです。

沢山の方に応援していただき立ち上げた当窓口を
この一年無我夢中で走らせ続けるなかで、沢山の失敗と気づきがありました。
貴重な経験をさせてくださった方々には心から感謝です。ありがとうございました。

「正直なところ、よくそんなしんどいことするなと思ってた」
と立ち上げてから何名かの方に言われたこともありました。

でも、ご家族様からのご相談やお声に耳を傾け、学習会を企画し、
障がいや障がいをもつ方への理解者を増やすという活動を実際にやってみて初めて分かったこと
(不安を抱えた方が本当に沢山いらっしゃること、
こういった窓口を皆様が必要とされていたこと等)が沢山あり、
一年を振り返ってみても立ち上げて良かった、という思いしかありません。

「なかなか人にできないことをするというのは、
並大抵の努力ではいかないかもしれない。
でも今日のこの1日が未来に続くと私は思っています。」

今日まで、何度も苦しくくじけそうになったり、
心が弱った時に助けてくれた、友人の手紙の中の一文です。
残念ながら彼女にはこの世界で会うことはもう叶いませんが、
しんどい、もうダメかもしれないと思う時はいつもこのメッセージに支えられていました。

やめることは簡単で、続けることのほうが難しい。
まだまだ至らない部分ばかりの当窓口ですが、
看板を下ろせるその日まで(障がいや引きこもりの子をもつ親やご家族が、
不安を抱えなくていい日が来るまで)、一つ一つ積み重ねて続けていければと思っています。

皆さま、一年間応援してくださりありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

平成30年2月18日
あかるいみらい準備室
代表 山口まゆみ